東京農業大学第三高等学校/東京農業大学第三高等学校附属中学校

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個を尊重した多彩な学び

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2019年度 高校1学期終業式 校長式辞

2019年7月22日

高校生の皆さん、おはようございます。

今日は1学期の終業式です。終業式の日に皆さんにしてもらいたいことは、1学期の振り返りです。今日配られる通知表もそのためにあります。成績や欠席・遅刻状況を見て、1学期を振り返ってもらいたいわけですが、単に数字だけでなく、勉強面、生活面はもちろんのこと、この約4か月間がどんな日々だったのかをあらためて考えてみてください。 中には、「失敗した」「うまく行かなかった」と感じている人もいると思いますが、失敗をしてしまった後、どうするかがとても大切です。人は誰でも失敗をしますが、失敗をしてしまった後の対応として、二つのパターンがあるようです。一つは「反省」をする人、もう一つは「後悔」をする人です。

「反省」をする人は、失敗しても、それでも自分には能力があると考え、失敗の原因を分析します。これが、その後の力となります。「後悔」をする人は、失敗すると、自分には能力がないとあきらめてしまって、挫折感・敗北感に浸ります。この違いが、その後の人生に大きな差となってあらわれてきます。 ここにいる生徒の皆さんは、だれもが大きな可能性を持っています。能力もあります。若さもあります。「後悔」する必要はどこにもないはずです。失敗を恐れ、縮こまっている状態からは斬新な発想は生まれません。失敗を恐れず、様々なことに前向きにチャレンジしてください。 そして、仮に失敗した場合でも、後悔することなく、失敗の原因を探り、謙虚な姿勢で反省をした上で、次の行動につなげていってください。そうすれば、経験が増え、自分の力になっていくはずです。今回失敗してしまった人は、失敗の経験に奮起して、ぜひ成功を勝ち取ってください。

さて、あさっての日曜日、21日に参議院選挙があります。ここにいる高校3年生のうち、四分の一程度の皆さんが今回選挙権を手にしていることと思います。 すでに、社会科や公民の授業などで勉強したと思いますが、選挙について高校生の皆さんが考えなければならないことは何でしょうか。それは、皆さんが、今、国や社会で起きている問題を自分の問題として捉えることと、政治の在り方や社会の在り方について、関心を持って勉強し、社会参加をすることが大切だということを認識することです。

今から50年ほど前、高校が政治闘争の舞台になったことがありました。私より、5~6歳上の世代の人たちの頃です。大学紛争を契機に一部高校生が暴力的な政治活動に走る現象が生じました。校舎内にバリケードを作ったり機動隊に火炎ビンや石を投げつけたりする者もいました。彼らのとった行為は決して許されるものではありませんが、政治や社会の在り方について真剣に考えるという姿勢は、評価できる面もあるかもしれません。 私が高校生の頃は、その反動で、三無主義とかしらけ世代と言われた時代です。無気力・無関心・無責任で何事にもしらけた態度を取る世代だと言われていました。今は、どうでしょう。皆さんは社会や政治に関心を持っていますか。

我が国の憲法では国民主権をうたっています。国民主権とは、一国の政治の在り方を最終的に決定するのは国民であるということです。主権者である国民として民主政治を維持するためには、皆さんの政治参加が必要となります。自ら考え、自ら判断し、自ら行動すること、特に選挙においては、情報を集め、よく考え、投票先を決め、投票に行くことは政治参加の一つです。 大切なことは、多くの課題に直面している我が国において、皆さんが国や社会の課題について、当事者としての意識をもち、参加、協働、支え合いなどによって活気のある社会を形成していくことだと思います。皆さん、ぜひ真剣に考えてみてください。

最後になりますが、明日から始まる夏休みも、自分なりの目標を立てて計画的に過ごしてください。また、生活リズムを崩したり、事件や事故に巻き込まれたりしないよう注意しましょう。

私からの話は以上です。

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