東京農業大学第三高等学校/東京農業大学第三高等学校附属中学校

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個を尊重した多彩な学び

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2019年度 中学校1学期終業式 校長式辞

2019年7月22日

中学生の皆さん、おはようございます。

今日は1学期の終業式です。終業式の日に皆さんにしてもらいたいことは、1学期の振り返りです。担任の先生から通知表を受け取ったら、成績や欠席・遅刻状況を見て、1学期を振り返ってみてください。単に数字だけでなく、勉強面、生活面はもちろんのこと、この約4か月間がどんな日々だったのかをあらためて思い返してみてください。そして、もし満足な結果が得られなかったならば、その原因を自分で分析し、反省し、自分の意識と行動を改めてほしいと思います。

皆さんは2年前、当時中学生で大活躍した将棋の藤井聡太君を覚えていますか。今日、7月19日は藤井君の17回目の誕生日だそうです。中学3年生の時四段だった藤井君は、高校2年生になった現在でもプロで活躍を続けており、七段まで段位を上げています。プロ入り後の通算勝敗は131勝22敗、通算勝率も8割5分6厘と驚異的な数字を残しています。

彼の活躍もあって、今、子供たちの間で将棋がちょっとしたブームになっているようですが、ある将棋の名人がこんなことを言っていました。「『負けました』と頭を下げられない子は、決して強くならない」のだそうです。子供はなかなか「負けました」と素直に言えないものです。しかし、そこは悔しさをこらえて、「負けました。ありがとうございました」と声に出すことで、そこから「なぜ負けたのか」と反省をし、「次こそは負けないぞ」と闘志を湧き出すことができる子は、将棋が強くなるそうです。

これと同じことが、皆さんにも言えます。テストで失敗した時、「死んだ~」「終わった~」とぼやき、すぐに答案をしまい込んでしまったり、失敗した仲間同士でおしゃべりを始めたりする者は、なかなか成績が伸びません。一方、失敗は失敗と認め、「なんでこんなバカなミスをしたんだろ!」と自分を責めたり、すぐに間違えたところの解き直しを始めたりする者は、必ずと言っていいほど成績が伸びます。

将棋の強い子は、藤井七段もそうでしたが、会心の勝利を得たとしても、「勝ったから嬉しい」と喜ぶだけでなく、必ず棋譜(指した手順)を再現して復習します。 皆さんも、中間試験や期末試験の答案、1学期の通知表を見て、「悔しい」とか「嬉しい」という自分自身が思った気持ちを素直に受け止めましょう。そして、「悔しい」と思った人は「次こそは絶対リベンジするぞ」とこれまでの行動を改め、「嬉しい」と思った人は「次もまた頑張るぞ」と今まで以上に努力を続けることが学習の基本ですので、どうか皆さん、そういった視点で振り返りをおこなってください。

最後になりますが、明日から始まる夏休みも、自分なりの目標を立てて計画的に過ごしてください。また、生活リズムを崩したり、事件や事故に巻き込まれたりしないよう注意しましょう。

私からの話は以上です。

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