東京農業大学第三高等学校/東京農業大学第三高等学校附属中学校

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個を尊重した多彩な学び

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1月30日 中学校朝礼 校長訓話

2020年1月30日

 中学生の皆さん、おはようございます。今日は1月30日です。令和2年も、あっという間に1か月が過ぎようとしています。

 ところで、1月には国民の祝日が2日ありました。1月1日の元日と、1月の第2月曜日(今年は1月13日)の成人の日です。現在は、満20歳以上の人を成人と呼んでいますが、もうすぐ法律が改正されて、成人(成年)年齢が18歳に引き下げられることになっています。

 これは、2022年4月1日から変更されるので、今の中学3年生からこの法律が適用されることになります。つまり、ここにいる中学生の皆さんは、18歳の誕生日を迎えたときに成人に達することになるわけで、そこから大人として取り扱われるようになります。18歳、19歳の若者の自己決定権が尊重され、社会での存在感が高まることになりますが、同時に自らの責任を自覚し、積極的な社会参加が求められることになります。つまり、自立した大人になっていなければならないのです。そのためには、どうすればよいのかを、ぜひ考えてみてください。

 さて、アメリカ合衆国でも、1月には祝日が2日ありました。1月1日のNew Year's Dayと、1月の第三月曜日のキング牧師記念日です。キング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)については、教科書にも載っているし、皆さんもよく知っている人物だと思います。アメリカの公民権運動の指導者として人種差別の撤廃に取り組み、1964年にノーベル平和賞を受賞した人です。

 アメリカでは、南部を中心に、長年にわたり学校やトイレ、プールなどの公共施設やバスなどの公共交通等において、白人と非白人(黒人など)は別の施設を使用するなどの差別が行われていました。こうした人種分離、及び人種差別を受け続けていた黒人をはじめとする有色人種が、アメリカ合衆国市民(公民)として法律上平等な地位を獲得することを目的とした「公民権運動」が1950年代半ばから展開されるようになりました。その運動の中心的人物だったのが、キング牧師でした。

 1963年8月28日に20万人が参加して行われたワシントン大行進において、キング牧師がリンカーン記念館の前でおこなった人種差別の終焉と各人種の協和を呼び掛けた演説が、公民権運動に大きな影響を与えました。これが、アメリカにおける最高の演説であるとされている「I Have a Dream」(私には夢がある)を含む演説です。その一部を紹介しましょう。

I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

私には夢がある。それは、いつの日か私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。

この演説は、YouTubeでも見ることができますので、ぜひ、見てください。

 今日は、成人の日とキング牧師記念日の話をしましたが、この二つから、生徒の皆さんには次のことを考え、実行してほしいと思います。まず、皆さん一人一人が、自分のことは自分で考え、自分でできるようにしてください。それが自立です。そして同時に、人のために行動する、人のことを思いやることも大切にしてください。それが貢献です。

 ここにいる農大三中の生徒の皆さんが、自立し、自分の個性や能力を伸ばし、世の中に貢献できる人に成長してくれることを心から願っています。

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