東京農業大学第三高等学校/東京農業大学第三高等学校附属中学校

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自分に誇れる未来をつかむ

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サイレント・アクティブラーニング(世界史)  ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか?

2021年9月8日

 3年生Ⅰコース・一貫コースの世界史で、アクティブラーニング形式の授業が行われました。なお、一切の声を発しないサイレント・アクティブラーニングとして実施されています。

 ナチス政権というのは、暴力的に政権を奪って成立したのではなく、ドイツ人自らが選挙によって合法的に選んだ政権です。今回は1933年に行われたゲッベルスとヒトラーの演説を聞いたうえで、「ナチスは政策として何を訴えたのか?」、「ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか?」という2つの問いについて、みんなで考えました。

生徒の意見まとめ

「ナチスは政策として何を訴えたのか?」

ユダヤ人に対する姿勢は元から知っている生徒も多かったと思うが、演説の言葉から共産主義に対する敵対的な姿勢に気づく班が多かった。また前政権(ヴァイマル政府)に対する批判、諸外国に対する不信感を特徴としてあげる班があった。
興味深い意見として、既存のメディアに対して批判的なところ、大きな会場でスピーカーを利用しているところなどに気づく意見があった。

「ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか?」

やはりヒトラーの演説のうまさをどの班もあげていた。わかりやすい言葉、大げさなジェスチャー、ドイツの復興を強く訴えることなどがあげられていた。「自分が当時のドイツ人であったら投票したと思う」という意見も少なからずあった。
またすでに授業で学習した内容から、ヴェルサイユ条約で課された多額の賠償金や世界恐慌でドイツが苦しんでいるなかで、カリスマ的な指導者を民衆が求めたのではないかという意見も多かった。

 単純に「ナチスやヒトラーが悪い」、「当時のドイツ人が愚かだった」とするのではなく、世界史的な背景からナチス政権やヒトラーの登場について考察することは、とても重要なことだと考えています。

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