第12 回 高校生のための日本文化プレゼンテーションコンテスト 第3位・特別賞受賞
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11月3日(月)高知県立大学にて行われたプレゼンテーションコンテストに、グローバル課程に所属する2年生を中心とした生徒6名が応募しました。書類選考を経て全員が出場を果たした同コンテストでは、2人1組のペアになって「日本文化の特徴、光と影、あるいは不思議な一面について」というテーマに沿って、各々の発表を準備しました。持ち時間10分の「英語による発表」の様子をご紹介します!
タイトル ① Authentic Self-expression and Enforced Conformity
発表者 服部ゆりなさん・箕輪咲来さん
第3位・Outstanding Creativity賞受賞
日本には一瞬の風景や様子を表現する美徳が存在し、写真技術はそれに呼応するように進化してきた。現在流行している「BeReal」は、飾らない(=加工しない)日常を撮影し、投稿・共有するSNSだが、10代の使用者として「ありのままでいたい個の感情」と「周囲との同調的なポージング」の間に矛盾を抱くことがある。同アプリに真逆の捉え方をしている二人の高校生が、「平行線の議論」を会話形式で進行させる発表を見事に演じきった。
タイトル ② Folding the Future:How Origami Shapes Science and Space
発表者 鈴木優太さん・小林大騎さん
Academic Science賞受賞
江戸時代に儀式的な芸術として広まったとされる折り紙には、千羽鶴に象徴させる戦争の記憶と、平和への祈りが込められている。プレゼンテーションでは、会場の視聴者に折り紙を配布し、蛇腹折りを工作してもらったが、その「折る」技術は、宇宙開発における太陽電池パネルの設計や、「ステント」と呼ばれる医療機器に活用されている。折り紙が、創造性と科学をつなぐ架け橋となる可能性を披露した。
タイトル ③ Rakugo: The Light and Shadow of Japanese Tradition
発表者 岡本 敬太郎さん・芦田 叡吾さん
Outstanding Stage Presence賞受賞
スマホゲームやアニメに夢中な今時の高校生にとって「落語」は受け入れられない日本文化なのだろうか。
興味を示さない高校生を引きずり込んで、「それならば、一度やってみよう」とにわかに始まった英語の落語、演目は「壺算:The Water Jar」。瀬戸物屋の店主を相手に、安く水壺を購入するため計算の駆け引きをする掛け合いを、長尺のセリフを覚えてユーモラスに演じ、落語の楽しさを熱意たっぷりに体現した。
プレゼンテーションコンテストの公式ホームページ
https://www.u-kochi.ac.jp/site/bunkagak-07/20251103.html