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世界史探究 ハンムラビ法典を読もう!
2025年 05月02日
- # 高等学校
- # キャンパスライフ
今から3800年ほど前、メソポタミアのバビロン第1王朝で、「ハンムラビ法典」という法典が発布されました。2年生の世界史探究の授業では、この「ハンムラビ法典」をもとにしたアクティブラーニング形式の授業が実施されました。
生徒はグループを作り、プリントの「ハンムラビ法典」の条文を読んでいきます。なお教科書や資料集は開かずに実施しました。
【教員講評】
教科書にも書かれている「やられたことをやり返される(同害復讐法)」、「身分によって扱いが異なる(身分法)」という特徴的な内容は、多くの生徒がすぐに気づくことができました。
また、お金が流通していること、財産を持つ権利があること(さらに女性にも認められている)、奴隷制度があり人身売買されていること、神が条文に頻繁に登場すること、医者という職業があること、血縁関係を重視していること、畑(灌漑設備)が大切にされていること、などが気づいた点としてあげられました。
ただ法典の特徴を覚えるだけでなく、条文の内容から当時の社会がどのようなものだったのかを推察することが大切と思います。