8月6日（日）・7日（月）の２日間を通して、オリンピック記念国立青少年総合センターで開催された第7回全国高校教育模擬国連大会（AJEMUN）に、グローバル課程の生徒を中心に１１名が参加しました。

　今大会の出場に向け、担当国の国情を徹底して調べ、レポート（PPP：ポジション＆ポリシーペーパーと呼びます）にまとめました。また、自国の現状や政策を訴えるポスター（NP：ネゴシエーション・ペーパー）の作成にも力を注いできました。他校の大使の目を引くレイアウトやメッセージの工夫は、日頃からiPadを用いて調べ学習をしている生徒にとっては楽しい活動だったようです。

　今年の議題である「教育」は、国内だけでなく国家間でも格差が生じており、国連としても喫緊の課題です。全国からは２８５チーム５７０名の高校生が一堂に集まった開会式では、UNDP（国連開発計画）マラウイ共和国常駐代表の小松原茂樹さんの基調講演を拝聴しました。講演の中にあった「国連は決して万能ではないが、かといって無能ではない」というメッセージに思いを高め、２日間の激論が交わされました。

　表彰式では、初心者議場で佐々木　奈々さん・髙橋　歩さんペアが、タイ大使として審査員特別賞を受賞しました。