12月10日（水）高校２年グローバル課程の生徒は、イタリアにあるコラディニ高校とGoogle Meetを活用してオンライン交流を行いました。このプロジェクトは、高校２年生を対象に毎年実施しており、交流当日までに２ヶ月弱の事前課題を行います。

まず、三高の生徒から自己紹介スライドを送り、Google Classroom上でイタリアの生徒からコメントをもらいました。その後、日本とイタリアの文化を比較する内容のスライドを作成し、交流当日の発表準備を行いました。

スライド発表では、「一汁三菜」を例に食器を置く位置を紹介し、スクールランチや制服の違い、流行りのヘアースタイルを比較しました。冒頭の発表セッションでは、グループリーダーの英語による進行を実施しましたが、続くフリートークセッションでは、コラディニ校の生徒からも積極的に話題を提供している様子でした（飼っているペット、クリスマスの一般的な過ごし方など）。

イタリアの生徒たちはAnimeやMangaだけでなく、日本の耐震技術や河童の伝承について深く調べ、熱量を持って話していました。日本文化に興味津々な姿に感動しつつ、一方で私たち自身が、イタリア文化にどれほど知識があり、あるいは「興味を持ち、理解しようとする意志」を示すことができたか、振り返りたいところです。イタリアのフットボール選手について聞かれて答えることができなかったり、翻訳ツールに頼りスムーズな会話のやり取りができなかったりと、オンライン交流を通じて初めて抱いた課題もあったようです。もちろん、生徒たちは「イタリアの高校では休み時間に何をして過ごすのか？」や「イタリアのおすすめ観光スポットは？」など、もっと聴きたかった質問もあったようです。今後の交流機会で再挑戦していきましょう！

今年も成功に終わった本プロジェクトを、次年度の学年に引き継ぐことができたことに誇りを持ち、グローバル課程としての挑戦を続けていきます。